暮れの元気なごあいさつ(サラダ油ではないよ)

 

こんにちは。

遊方便りです。

年の暮れのクソ忙しい時にのはほんと来ちゃいました。すみません。

さて先日は「月亭遊方独演会」誠に有り難うございました。
これまた今頃ぬけぬけと遅くなり申し訳ございません。しかし心からのお礼でございます。
おかげさまで盛況で楽しい一夜となりました。
本当に感謝申し上げます。おおきにでございました。

その後僕のほうは有り難いことですが仕事が続き、なんやかんやと忙しくさせて頂いてようやく落ち着き、気がつけばもう年の瀬です。
そしてここからは打って変わって暇!暇なんですよ。
落語会はまったくなし。年越し落語会は今年も出来ない状況ですし、今日は昼からM-1観てます。

そんなわけで今回のご案内は来年の落語会から。

まずはちょっと変わったところで、1月17日に【ノスタルジック演芸】というもの。
よしもと主催の寄席でして、とにかく出演者が多いんです。そしてご覧のとおり、ちょっと寄席寄りの顔付ですね。

出演:平和ラッパ・梅乃ハッパ、サウンドコピー上純一(音ものまね)、川上じゅん(腹話術)、月亭遊方、桂珍念、ケツカッチン、ちゃらんぽらん富好(漫談)、しましまんず、へびいちご、シンクタンク、林家菊丸、紺原さん(マジック)、青空、ヘッドライト、笑福亭智之介、三浦マイルド(ピン芸)、タナからイケダ、タモンズ、金属バット
※落語家以外の()表記無しは漫才

どないです?
2時間の間にこれだけの人数が出るわけですからたぶん持ち時間も10分とか、多くても15分なはず。出番順も未定。とにかくこれだけ混沌とした芸種で生まれた空気の中、いかに落語で楽しんでいただけるか?がミソという…こうゆう楽しみ方も面白いと思いますよ。

夜6時半からなんばグランド花月にて。
前売当日ともに2000円です。
お問合せは、0570-041-356 (FANYチケット)まで。ドキドキしながらよろしくお願いいたします。

●そして1月30日は
【ロン毛・トーク・ファニー 第20回スペシャル】

こちらは恒例、南森町のツギハギ荘で夜7時からの会で、予約は1500円です。

月亭遊方と桂雀喜の落語1席ずつと、20回スペシャルなのでこの日「ロン毛・トーク・ファニーのうた」を二人でギターで披露します。

ご予約は、jacky7super@nifty.com(ロン毛カンパニー)へロン毛と書いて、お名前と人数、連絡先をメールでお送りください。
残席あと5名!僕はこの日、恐竜の話をします。
お早めにご予約して遊びに来てください。

●最後にこちらも恒例、2月22日【猫の日落語会】
来年もやります、もう13回目になります。

今回はメンバーの笑福亭松喬お兄さんがラジオで欠席。そして同じくメンバーの笑福亭右喬さんが突然グループを抜けてしまいました。
理由は「もう、やりきった」とのことで、別に嫌やからとか喧嘩別れでもないんですけど残念です。

右喬は奥が深すぎてわかりませんわ(笑)
なのでその穴を埋めるべく、この回はお囃子さんも舞台に出て音曲漫才をしたり(にゃんきり娘)、他のメンバーもフル稼働でがんばります。
僕も「すべらにゃい猫話」「猫芝居」そしてトリで「くっしゃみロッカー」という猫の落語を創って演りますよ。
猫好きでない方も是非、この猫づくしの会に来てください。

チケット発売は12月22日です。
よろしくお願いいたしますね。

…と宣伝はこれくらいにしたところで、
先日11日、仕事終わりに仲間数人と「坂本龍一・ピアノ・コンサート」を配信で観ました。

特に坂本龍一が好きやというわけではないのですが、ステージ4の癌と闘いながらもう最後かも知れないというこのライブで氏が何を発信するのか?
その興味で鑑賞したのですが、いやあ〜演奏も演出も凄かったですね。
1曲1曲、丁寧に打鍵する姿に息を飲み、全身全霊で奏でられてる音に想像を膨らませ、そして最後のコメント「ここへ来て新境地」という言葉には、無常を前向きに捉えたクリエイターとしての気概を感じました。
切ない中に少しだけ安堵の気持ち。

米朝師匠が国宝になってまだなお言うておられた「まだまだ勉強中です」の名言を思い出しました。

噺家も年数経ってくると芸風がだんだんと固まってきますけど「芸」そのものはどれだけキャリアを重ねようと、進化、発展、グレードアップしていかなあきません。
諸行無常ならぬ「笑行無常」といったところでしょうか。
来年は「このキャリアだから出来る芸」をサムシングとともに追求していきます。

そんなわけでこれからもよろしくお付き合いのほど、よろしくお願い頼んますね。

でわでわ皆さま、寒い冬ですが風邪などひきませぬよう、お気をつけて。
吉いお年をお迎えくだされませねー。

BGMは、ボブ・ディランで
「The Times They Are A-Changin’(時代は変わる)」